陰謀論ではありません

陰謀論大好き論者ですが陰謀論ではなくできるだけ真実に近い内容をお伝えしていきます。

ハイチ大統領が暗殺される

本日、2021年7月9日。

さて、こんなニュースが飛び込んできました。

https://www.bbc.com/japanese/57744680

ハイチ時間7日夜にハイチの大統領のジョブネル・モイーズ大統領(53才)が正体不明の武装集団に襲われて死亡したとニュースがありました。

暗殺事件の実行犯はコロンビア人26人、ハイチ人2人が関与していたと数時間前のニュースにありました。

そもそもその国のトップ、大統領が殺されるなんてただ事ではないです。

陰謀論的(?)に考えますと、実行犯を逮捕して終了にしようとしているのではないかと思ってしまいます。

そこでこれは調べる必要があると思い、ほとんど知らないハイチについて調べてみました。

簡単に歴史から触れますとハイチはフランスの植民地だったのですが、1804年に独立しています。

独立前のハイチはアメリカ大陸と同様に先住民がいましたが、殺戮と疫病によって絶滅させられたそうです。

40万人を超える黒人奴隷と3万人のフランス人奴隷所有者の支配で成り立っていた国のようです。

しかし1789年にフランス革命が始まりますとフランスの植民地にも伝播し、奴隷制廃止を要求する運動が高揚したそうです。

ところが、フランス革命政権は、フランス人権宣言と革命思想にも関わらず、独立は一切承認しなかったそうです。(※ちなみにフランス革命は人民が起こした革命ではありません。フランス革命については追々ブログで書きたいと思います。)

しかし1794年にフランス革命政権はハイチ人民の要求を受け入れて、1794年に奴隷制廃止決議を行います。(実はこれには裏があるそうです。)

その後、ナポレオンが登場します。ナポレオンは奴隷制を復活させようとしていました。

そして独立戦争が始まります。

最終的にナポレオンの軍を打ち破って、アメリカ合衆国よりも早く奴隷制を廃止して、独立しました。

この後は、相当ひどい目に遭っていきます。

19世紀前半は、ハイチの独立に反対していたフランス政府は、ハイチを孤立化させようとします。あらゆる交易を遮断して封鎖し、圧殺しようとしたそうです。

その圧力に屈せず、独立を守り通そうとしたハイチ革命政権は、フランスと経済的に極度に不利益な取引をすることで活路を切り開こうとしました。いわゆる不平等条約みたいなもでしょうか。

独立の承認と引き換えに当時の額で1億5000万フラン。(現在の210億ドル相当)を支払う協定を1825年に結んだそうです。

その後ハイチは、何と約60年かかってこの支払いをしたそうです。

日本の日露戦争の借金も最近やっと返すことができたと言う話もありますからね。。。

しかしこの借金返済方法は、自然を切り売りし、破壊し、また別の債務積み上げられていくと言うやり方だったそうです。(まるでマフィア)

そして20世紀へと持ち越され、次に支配するのは米国へと移り、このハイチ革命政府は、アメリカの傀儡的な政府に変わっていったそうです。それは第一次世界大戦をきっかけに。

第一次世界大戦がはじまると米国は1915年に海兵隊によってハイチを軍事占領しました。

米国は19年間、ハイチを占領支配していました。

そしてその間にハイチが独立時に憲法に明記した外国人の土地・財産の所有を禁止する条項を撤廃されてしまします。再び大規模プランテーションを再確立していきます。

米国の傀儡的な独裁政権が続き、自然破壊と国土の荒廃がいっそう進みます。

しかも秘密警察による恐怖政治を行ったそうです。

その間も対外債務はどんどん膨らんでいきます。30年間で対外債務は17.5倍に膨らんだとのこと。

そして悪名高き IMF世界銀行、による融資が、急膨張し、食料主権を完全に売り渡すような新自由主義的政策が急進展し、米国の巨大アグリビジネス補助金付きの安価な農産物をあふれさせ、ハイチの農業と食料ネットワークを壊滅させていったそうです。

そして、土地を失った農民が失業者としてあふれ、極度の低賃金と過酷な労働条件でも働かざるを得ない労働者予備軍が大量に生み出されていきます。

そしてクーデータが何回も起こっているようです。

ハイチの極度の貧困は独立以来2世紀にわたって、巨額の対外債務による重圧が途切れることなく続いてきたわけです。

その後もハイチは大きな地震があったりと。散々な目に遭っています。

今回、大統領が暗殺された原因は、わかりません。

しかしこのような歴史があると言うことは、リーダが人民のために動こうとしたら、このような目に遭うのではないか?と。これはあくまでも陰謀論として捉えてください。

ちなみにイギリスのボリス・ジョンソン首相や、ジョー・バイデン大統領は哀悼の意を述べています。

心の底から哀悼の意を述べいているどうかは、私にはわかりません。

ツィッターで実行後らしき動画が出回っていると言う噂です。

そして、米国の麻薬取締局(DEA)エージェントを名乗るグループに殺害されたと言う情報もあります。

詳細はこちらで↓↓↓

http://totalnewsjp.com/2021/07/07/haiti/

DEAについてこのような記事もありましたので、載せておきます。

http://eritokyo.jp/independent/deahofchavez1.htm

何れにせよご冥福をお祈り申し上げます。

 

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